大腸がん予防にはカルシウム 続き
大腸がん予防にはカルシウムが有効であるという話を続けます。
ある調査で明らかになったデータがあります。
カルシウムの摂取量が多い地域と、カルシウムの摂取量が少ない地域を比較してみたところ、、カルシウムの摂取量が多い地域では大腸がんになる人が少なかったというのです。
また、これはカルシウムだけが原因とは言い切れませんが、カルシウム摂取量の非常に多いルーマニアでは大腸がんで死亡する人が少ないのも事実です。
また女性が摂取した場合、カルシウムは、胃腸管と乳房の細胞の中で異常な細胞成長を減少させる働きをします。
その結果、正常なターンオーバーをもたらすのです。
また、カルシウムは体内で胆汁と脂肪酸に結合するので、大腸粘膜のダメージを減らしてくれる作用もあります。
こうした研究結果によれば、女性の場合、カルシウムを摂取することで大腸がんのみならず、総合的にがんになるリスクを低下させられます。
また、男女ともに、消化器系と大腸がんになるリスクを低下させることになるのです。
このことを理解した上で、毎日カルシウムを摂取したいものですね。
一般的にカルシウムといえば牛乳やチーズ、小魚など色々ありますが、それ以外に大腸がん予防にはどんなものがよいでしょうか。
おすすめは、ひじきと玉ねぎです。
ひじきはカルシウムが大変豊富で、便秘解消に非常に役立つ食物繊維質です。
このひじきに玉ねぎを加えるのが秘訣です。
玉ねぎに含まれるオリゴ糖が腸内の善玉菌を元気にして、ひじきのカルシウムを吸収する働きを高めてくれるのです。
ですから、ひじきの料理にはぜひ玉ねぎを加えるようにしましょう。
カルシウムと繊維質をおいしく摂取して、大腸がんの予防を心掛けてください。