大腸がん予防にはカルシウム
大腸がんにかかる人が増えている原因としてあげられるのが、日本人の食生活が昔に比べて欧米化していることです。
そのため、大腸がんはこの先も増え続けるだろうといわれています。
では、予防のために何かいいものはあるでしょうか。
それはカルシウムです。
ある研究により、カルシウムは大腸がんの発生を抑制する効果をもっていることがわかりました。
大腸がんを予防するためには、まず何よりも腸の動きを活性化することが重要です。
そうすると、おなかの状態が安定するので、便秘も下痢も起こしにくくなります。
そもそも便秘は、大腸の中にがん細胞が発生する原因となる有害な物質や活性酸素を発生させてしまうことが原因で起こるのです。
また下痢によって、消化しようとする働きを活性化させる腸内細菌を減らしてしまいます。
そこで活躍するのがカルシウムです。
意外に知られていませんが、カルシウムには筋肉の収縮を促進する働きがあります。
カルシウムを摂取することにより、腸管を刺激します。
その結果、便秘や下痢になるのを予防することになるのです。
また、カルシウムを摂取すると、大腸壁に付いている脂肪を取り除きながら大腸を通過してくれます。
つまり、腸内の壁についている発がん性の物質を排出してくれる作用があるのです。
食事の中に発がん性の物質が含まれていた場合、それが腸壁に長期間留まっていることは大変危険です。
カルシウムは、これらの腸壁に付いた悪いものをきれいに掃除してくれるのです。
ぜひとも、毎日カルシウムを摂取したいですね。