大腸がんを予防する食事とは?
大腸がんにならないように予防するには、毎日の食事をどのように気をつけたらいいでしょうか。
大腸がんの原因として、欧米のような食生活が関係しているのではと考えられています。
たとえば、肉類が多く高脂肪であったり、砂糖や卵が多用されたりするといった偏った食事です。
現在の日本においては、食生活も欧米化してきています。
脂質や動物性たんぱく質がより多く摂取され、反対に、本来もっと摂取しなければならない炭水化物や食物繊維が減ってきているのです。
そのせいで便通が悪くなり、長時間、便が大腸にとどまることになります。
そのため、食べ物に含まれている発がん性物質が大腸の粘膜にくっついてしまい、長時間その状態が続くことが大腸がんの要因になるとされているのです。
また、それとは別に、喫煙や深酒も大腸がんになる可能性を高めるといわれています。
では、大腸がんにならないためにはどのような食事がよいのでしょうか。
大腸がんを予防する食事として、どうしても取りたいものは、穀物や豆類などの繊維です。
それから、チーズや牛乳、魚類などの良質のたんぱく質を摂ることも大切です。
もちろん、これらばかり食べていればよいというわけではありません。
バランスのとれた食事を心がけてください。
肉なら赤身を選ぶなどして、動物性脂肪の摂りすぎには注意しましょう。
また、海藻やこんにゃくなどは水溶性の繊維ですから、果物や野菜類と同様に大腸の粘膜を保護してくれます。
ですから、野菜やいも類、それにフルーツ、豆、海藻、きのこ、穀物などをバランスよく食べることが大腸がんの予防につながります。