大腸がんを早期に発見しよう!
何と言っても、大腸がんを早い段階で発見するためには、やはり検診が大切です。
がんの初期段階なら完治する可能性は高いですが、自覚症状がまったく無い場合もありますから、検診で見つける以外ないのです。
病院の検診などで行われる「便潜血検査」をご存知ですか。
この検査では、便に血液が混じっていないかどうかを調べます。
目に見えないほどのわずかな量の血液でも、調べることが可能です。
ここで問題になるのは、すべての大腸がんの人の便に血が混ざっているわけではないことです。
また、便潜血検査で引っかかったとしても、必ずしも大腸がんだとは断定できません。
なぜなら、血が便に混ざった原因として、痔などの他の要素も考えられるからです。
もし、大腸がんが疑われれ場合は、精密検査で画像診断などを行うなど、さらに詳しい検査が必要になってきます。
大腸がんを早期発見し、なるべく早い段階で治療するためには、まだ自覚がないうちに検診で発見されるのがベストです。そのためには定期的に検診をうけることが、ぜひとも必要なのです。
もし、あなたに、大腸がんと疑われる血便などの症状がすでにあるのでしたら、すぐに受診しでください。そして、内視鏡などで詳しく検査してもらうことをお勧めします。
まだ大腸がんが小さい段階なら、手術ではなく内視鏡的治療によってがんを切除することもできます。
なるべく早ければ早いほど、治療の選択肢が増えるのです。
たしかに検診は面倒ですし、仕事などで忙しく時間が取れないということもあるでしょう。
でも、家庭のアニバーサリーとむすびつけて検診をうけるという方法もありますよ。
たとえば結婚記念日に夫婦そろって検診を受けるとか、誕生日に人間ドックに入るとかです。