大腸がんの転移を検査するには
大腸がんか転移しているかどうかを検査するにはどんな方法がもちいられるでしょう。
それは画像で診断する方法です。
この方法は、大腸がんが他に転移しているかをチェックするのにかなり有効な検査方法だとされています。
では、画像診断とは具体的にどのような検査なのでしょう。
現在、大腸がんの検査に用いられているのは、「CT」、「MRI」、「超音波検査」、そして「PET」などです。
これらは、原発腫瘍の早期段階の発見には向いていません。
しかし、がんの進行状態や他の場所への転移を調べるのにはとても有効です。
医者が大腸がんについて患者に説明するとき、実際のCT画像を本人に見せながら、他への転移があることを説明したりもします。
インターネット上にも、このようなケースの画像が症例としてUPされていますから、
興味がおありならご覧になってください。
がん細胞が、どこに転移してどのように広がっているかを知ることは、今後の治療の方向性を決定する上でも、とても大切です。
前述のとおり、画像診断の検査方法には幾つかあり、それぞれ特徴があります。
例えば、CT検査でがんが発見できなくても、PETで発見できる場合もあるのです。
PETは陽電子放射断層撮影といって、がん細胞自体が光ってその存在を知らせるという検査方法です。
残念ながら、現在は、まだすべての病院で受けられる検査ではありません。
大腸がんが転移しているかどうかやその状況の見極めは、今後の治療法の選択に大変大きく関わってきますから、検査で見落とされるようはことは絶対あってはいけませんね。